中小企業の映像活用方法!目的別で映像制作のポイントを解説!

2020年10月2日

「動画の時代と言われるけど、どんな映像を作ればよいのか分からない。」

「映像を作ってみたけど、効果がない。費用対効果が合わない。」

「どこの業者に依頼すればいいのか分からない。」

こんなお悩みありませんか??

5Gの時代がくるからこそ、これからさらに映像活用が盛んになっていくと思っていても、中小企業さんが映像を活用するのは難しかったりするものです。

私は企業さんのマーケティングの支援をおこなっていますが、世の中の9割以上の方は動画をつくっても上手く活用できていないのが現状です。プロモーションビデオの制作やYotubeを使った集客などを行ってきて、なぜ、上手く活用できないかというと、活用シーンと動画の目的が明確になっていないからです。

でも、映像は上手く活用できたら非常に効果的なので、今回は目的に合わせてどういった映像を作っていくと良いかということをまとめました。

映像制作は時間も手間も費用もかかってきます。リソースを無駄にしないためにも、目的をしっかりと定めていただき、ポイントを抑えて映像制作をしていただければと考えています。

企業の映像制作の活用シーンと目的

企業が映像を活用するシーンは様々です。そして、映像を制作する際にはそれぞれ目的があります。同じ会社紹介でも目的が変わってくるとどういったことを伝えるべきかが変わってきます。

活用シーンに合わせて

・どういった映像を作っていくとよいのか?
・どういった点を注意するとよいか?
・どのくらいの長さが良いか?

などをお伝えしていきますので、映像制作の参考にしていただければと思います。

会社や企業の紹介映像の制作について

会社の紹介のムービーを制作するといっても、いろいろな活用の場所(上映の場所)があったり、目的が変わってきます。

自社のホームページで活用する場合

公式のホームページの会社概要などで上映する会社紹介の映像は、見る側が能動的に(意欲的)に映像を見に行っている状態です。

「会社のことを知りたい。」と思っている状態です。

ですので、映像の長さは5分程度であってもご覧いただけると思います。伝える内容によって適切な動画の長さを検討する必要はありますが、比較的長めの映像でも良いと考えます。

伝える内容については、

・会社のビジョン(想い)

を伝えることがメインになってくると思います。

どんな想いで何を行っている企業かを伝えることがゴールです。

社長や創業者のインタビューなどを撮影していくと共に、現場の雰囲気も伝えていきます。

インタビューで話す内容が非常に重要になってくるので、その点をある程度まとめてからのインタビュー撮影をすると良いと思います。

企業の社屋で上映する場合

企業の受付などで上映するケースが多いのかなと思います。来客いただいた方に目に触れていただくためのものになります。

来客の方がどのくらい滞在する場所にモニターを設置するかによって、映像の長さは変わってきます。

廊下などの壁に設置されているようであれば、歩いてみるものになるので4、5秒で内容を伝える映像が必要になります。

テレビCMに近い感じになります。

受付の待合室でしたら、5分、10分お待ちいただく場合もあるので長めの映像を制作しても良いでしょう。

人材採用で活用する場合

新卒や中途採用を行う際に企業を紹介する映像があると効果的でしょう。

企業のことを知りたい求職者が見る映像なので長めの映像を制作することもいいでしょう。

大事なことは、映像を通じて「何を伝えたいか?」になってきます。

・企業のビジョン
・職場の雰囲気
・働く人の感じ
・将来性、キャリアップについて
・どんな人が活躍できるか

などがあると思います。

全てを伝えた方が良いと思いますが、企業が求める人材を採用していく上で何を伝えるといいか?という点を考えて、誇張表現をおこないすぎて、ミスマッチが生じないようにしながらも魅力をしっかりと伝えていく必要があります。

展示会の場合

展示会の場合は、皆さん歩いていろいろなブースを歩き回ります。展示会では商品、サービスのPR映像をメインで活用すると思いますが、会社のことを伝えたいというケースもあると思います。

その場合は商品PRの映像と会社紹介の映像を交互に流すという形で活用するのが良いかなと思います。

その場合は、1つの映像が20秒〜30秒程度にまとめると良いでしょう。

サービスのPR映像の中にどんな会社かということをミックスして制作する方法もあります。

セミナーの場合

セミナーの場合は、待ち時間に上映する場合とセミナー中に上映する2つのケースが考えられると思います。待ち時間に流す映像であれば5分程度のもので良いでしょう。

セミナー中に流す場合は、流すタイミングによって目的が変わってきます。

セミナーの冒頭の会社紹介で上映する場合は、「会社のことを伝える」ことがメインになりますが、セミナー後半では商品の販売につなげるために映像を上映するので、販売につながるための情報を伝えていくことが求められます。

ただ、大規模なセミナーを多く行う企業は別として、セミナーのために会社紹介の映像を新しく制作することは難しいと思うので、すでにある会社紹介の映像をセミナーでどう活用しようかなと考えるケースが多くなるかなと思います。

パンフレットの場合

ホームページで活用するものと似たような内容を伝えることになるでしょう。スマホでQRコードを読みこんで閲覧いただくことになりますので、動画の長さは2、3分におさめた方が良いでしょう。

ホームページで制作した会社紹介のショートバーションを活用するのも良いと思います。

また、代表取締役のインタビュー映像をパンフレットの代表の挨拶のところよりQRコードを読み込んでご覧いただけるようにする活用方法もあります。

商品のPR、サービス紹介の映像制作について

商品のPRやサービス紹介の映像に関しては、会社の紹介映像よりも基本的には動画の長さは短くなります。商品の認知や販売が目的になってきます。映像を見る側に興味を持ってもらうことが大切になるので、冒頭の5秒、10秒に何を伝えるかが非常に重要になります。

自社のホームページで活用する場合

自社のホームページで映像を活用する場合には、どうやってユーザーがサイトに訪れたかを考えると、どういった映像を作ると良いかが見えてきます。

ユーザーの行動としてはユーザー側が商品やサービスに興味を持っていて、検索したり、SNSを通じて、ホームページに訪れていると考えられます。

だから、映像の長さは短くまとめる必要はなく、しっかりと商品のPR、紹介ができるように制作すればよいのです。

つまり、映像を見たい、商品を知りたいという状態にユーザーがいるということです。

映像の長さは3分程度くらいが目安です。

活用する場としては、一番ユーザーが映像を見る状態になっているので、シンプルに商品の魅力を伝えるということを意識すればいいでしょう!

展示会の場合

展示会に出店して商品の販路を拡大していこうということは、企業の販促の選択肢として多くあると思います。

展示会の場合は、多くの場合は商品やサービスを知らずに出店ブースに訪れるケースがほとんどです。

展示会では、二つの映像の活用パターンが考えられます。

一つ目は、出店ブースに人を呼び込むために映像を活用する場合

この場合は、興味をもってもらい、足を止めてもらうことが目的になります。

自社の商品、サービスが、「誰の」「どんな欲求や悩みを満たすか?」を映像で強く訴求する必要があります。商品、サービスの内容の詳細を伝えるというよりは、「集客でお困りの方のお悩みを解決」「ダイエットに何度も失敗した方でも成功できる」などの悩みに直接訴えかけるような映像が良いでしょう。

映像の長さは30秒くらいまでの長さに留めておいて、ループで上映するなどが良いでしょう。

二つ目は、出店ブースに訪れた方に商品の紹介をする。商談中に営業のツールとして活用する場合

この場合は、商品の詳細も分かり、メリットも伝わる映像が良いでしょう!一つ目の映像よりも長めに制作しても大丈夫です。

ホームページで活用する際の映像制作と同じように商品紹介がメインの目的となります。

セミナーの場合

セミナーの場合は、待ち時間に商品を認知してもらいたいと思い上映するパターンとセミナーでその商品、サービスを販売したい、二つのパターンがあるかなと思います。

認知を目的の場合は、商品の詳細を説明するよりはこの商品ってなんの役に立つのかを知ってもらうことが大事だと考えます。

Aという商品を知ってもらうのではなくて、「●●に困ったらAという商品が役立ちそうだな」という形で認知してもらうことをゴールにするのが良いでしょう。今すぐには購入することはないが、実際に必要になった時にお声がかかるように伝えることが大切です。

セミナーで商品、サービスを販売することが目的の場合は、セミナーの構成にもよりますがセミナーの中で

1、ニーズ喚起、興味づけ

2、商品、サービスのメリットや必要性

は伝えているかと思うので、映像でしか伝えられない部分を作っていくと良いかなと思います。

つまり、

証明する

ということです。

・商品の品質

・実績

・証拠

を映像で伝えていくのです。

今まで、セミナーで伝えてもらったことがこの商品・サービスであればできると映像をつかって証明していくのです。

パンフレットの場合

パンフレットの場合は、パンフレットの紙面でどういったことを伝えるのか?そこに対して、映像は何を補って、より魅力を伝えるのか?ということになってきます。

パンフレットの構成により、どういった映像をつくるといいか?何を目的にして制作すると良いかということが決まってきます。

WEB広告の映像制作について

最近、映像を使ってWEB広告に出稿をしている企業様も増えました。

理由は、

・映像の方が情報量が多く伝えられるので、効果が出やすい

・映像の方が画像に比べて、多くのユーザーにリーチがされやすいので、広告の効果が良くなりやすい

ということがあります。

WEBの広告は、大体の場合は商品を知らない方にアプローチをすることが多いので

「どんな願望、悩みが満たされるのか?」ということをしっかりと冒頭の5秒で伝えることが大切です。

大手企業は広告をつかって認知を高めることを目標にして行っていることが多いので、映像の参考にするのはあまりお勧めしません。

売上げをあげるために、売上げに直結させるためには、WEBの動画広告を見てもらった後にアクションを起こしてもらわなければいけません。

WEBページを閲覧してもらったり、

メルマガに登録してもらったり、

LINEに登録してもらったり、

資料請求してもらったり、

見込み客を次の濃い見込み客に上げるために行動してもらって初めて、費用を払って広告を出している意味があると言えます。

費用対効果をみて、成果をだしていく必要が広告にはありますので、それに対してWEB広告で活用する映像はしっかりと内容を検討して制作をしなくてはいけません。

まとめ

企業の映像活用について、目的とどういった時に活用するかということを、会社紹介、商品紹介を中心にみてきました。

映像を活用する場面によって、どんな映像を制作すると良いかがかわってくるのは伝わりましたでしょうか?

また、もっと大きな視野で企業の全体のマーケティングの流れを考えて映像を制作していくとより効果的な映像が制作できると考えています。

映像制作会社を選ぶ際は、どんな映像を制作すれば良いかを一緒に考えてもらえる会社を選定することをおすすめします。

そうしないと、ただカッコいいだけで効果は得られないという映像をつくってしまうという多くの企業が犯している間違いにハマってしまいます。

私たち、アニメーションビデオ制作「Mango」は、商品のPRや動画広告に関しては、マーケティングの視点からアドバイスをさせていただいていますので、多くの企業様にお喜びをいただいています。

よかったら、私たちの打ち合わせがどんなことをしているか覗いてみてください。

クライアント様との打ち合わせ風景はこちら

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。


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